Think Simple
読んだ。良い本。
シンプルさについての熱狂的哲学。
タイトルからはわからないが、アップルのマーケティングを担当した人が、なぜアップルは成功したのか、を「シンプル」と「複雑さ」という対立関係から説明している。
「本書 の 内容 は、 すべて 次 の 単純 な 事実 から 生まれ て いる―― 人間 は シンプル さを 好む。」
複雑さは、商品の種類を増やし、アイディアよりもプロセスを重視する。
ものを増やしプロセスを重視するという姿勢は、一見仕事をやっているように映るため、人間は複雑さの重力に落ちてしまう。結果、新しいアイディアは生まれても成果をはっきできなくなり、プロセスが際限なく冗長に膨れ上がる。
大学とか、大企業の構造のことを言っている。内部にいる彼らもシンプルにしたいと思っているのに組織構造がそれをさせないように完成されている。あとは膨れ上がるだけ。
著者がシンプルさを押す裏付けは、主に今まで見てきた企業が実際に成功しているかどうかで書かれている。ここが一点だけ不満だった。
だいたいこんな感じ。「シンプルさの力は今のアップルの成長をみてもらえたらわかるだろう。」
ケン・シーガル
Ken Segall 広告 の クリエイティブ・ディレクター として 数々 の 賞 を 総なめ に し、 スティーブ・ジョブズ とは NeXT 時代 から 計 12 年間 ともに 働い て き た。